私生活の中心は俺的にオンラインカジノブログ:28-8-16

24-01

嫁が旅行先で転び、左足を捻挫した。
翌日から僕は会社を休み、
奥さんの車椅子を押して通院することになった。

このことは、
大阪にいるムスメには内緒にすることにしていたが、
女の子から外食の誘いがあったので、すべてバレてしまった。

次の日のあさ、
娘が子猫を連れてやってきた。
わしは玄関で迎えたが、一瞬別人かと思った。

二十年近くニューカレドニアにおり、ごく最近帰国していた。
電話でのやりとりはしていたが、久しぶりに見るむすめであった。

「元気だったか」わたくしがそう言うと、
「元気だわ。それよりも、ママはどう?」と、
女の子は無遠慮に上がり込んできた。
家内は何度か外遊し、娘とよく会っていた。

女の子は、叔母の若い頃に似ていた。
色白のふっくらとした顔で愛嬌がよく、
お子さんの俺とよく話し合う機会があり、
お姉ちゃんのような感覚を起こさせる人だった。

早速介護する娘の顔を、わしは何度も横目で見ていた。
「パパ、早く濡れタオル持ってきて。
それから、お昼が近いから、何か買ってきてよ」

俺は急に、召使いになった。
少々腹が立ったが、老いては子に従え…と考えれば、理解できた。
女の子には、生活力がみなぎっていた。

簡単な昼食後、テレビを見ていたが、
ムスメが先程からぼくを注視していることに気付いた。

「ねえパパ、白髪が増えたわね。横の方、耳の上のあたり、真っ白よ」
なんだ、そんなことかと思った。
そしてムスメを見て、女の子もおばさんになっていた。

「今夜、外食しない?」
子猫を抱いたムスメが、晴れやかな顔をした。
おいらは息子のように、手を挙げて賛成した。

「パパ、ズボンぐらい、取り替えなさいよ」
奥さんはブラシで、髪をとかしている。
その家内の後ろに、叔母が立っていた。

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